【久遠の時計】
「すみません〜!」
スタジオで会った最上さんの開口一番の言葉。…何か、謝られることあったっけ?
「今日、お誕生日だったんですね!私、間違って覚えてて、プレゼント用意してません〜!ごめんなさい〜!」
「も…もういいから、最上さん、そんなに泣かないで!」
涙いっぱいためて潤んだ目で見つめられるとグラつくから!(理性が!)
「間違って…て、何日だと思ってたの?」
「2月19日です」…それは、俺の…“久遠”の本当の誕生日。
「何でその日で覚えていたか解らないです〜」ぐすぐす。


…この間、最上さんの誕生会で話の流れからポロッと漏らしたかも…。


「ほら、泣かないで、最上さんはちゃんと祝ってくれようとしてたんだよね?」
「もちろんです!私の誕生日に敦賀さんには素敵なプレゼントしてくださったんですから!」
「それじゃ、2月19日にお祝いして?」
「え?」
「その日に君が考えていた通りにお祝いして欲しい」
本当の誕生日は君に…君だけに祝って欲しい…君だけと、過ごしたい。
(今からならまだ、社さんにスケジュール調整頼めるかな?)


「それでは、その日、敦賀さんのためにケーキとご馳走作りますね」
(あ、うちに来てくれるつもりなんだ!嬉しい。)


「楽しみにしているよ」


誕生日が楽しみに思うのはいつ以来だろう?
彼女と過ごせるなら、その一秒一秒が永遠に続けばいいのに。


































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